パッシブハウスとは?条件・基本仕様を解説
パッシブハウスの認定基準(暖房負荷15kWh/m²以下、C値0.2以下)と断熱・気密・換気の基本仕様をわかりやすく解説します。
2024年5月31日
パッシブハウスとは?条件・基本仕様を解説
パッシブハウスとは、ドイツのパッシブハウス研究所(PHI)が定めた世界基準の省エネ建築です。 日本でも認定取得の事例が増えており、超高性能住宅の代名詞となっています。
パッシブハウスの認定条件
| 項目 | 基準値 |
|---|---|
| 暖房負荷 | ≤ 15 kWh/(m²・年) |
| 冷房負荷 | ≤ 15 kWh/(m²・年) |
| 一次エネルギー消費量 | ≤ 120 kWh/(m²・年) |
| 気密性能(n50) | ≤ 0.6 回/h |
日本では気密性能を C 値(cm²/m²)で表すことが多く、C 値 0.2 以下が目安とされています。
断熱性能の目安(愛知県・6地域)
| 部位 | 熱貫流率 U 値の目安 |
|---|---|
| 屋根・天井 | 0.10 W/(m²K) 以下 |
| 外壁 | 0.13 W/(m²K) 以下 |
| 床 | 0.15 W/(m²K) 以下 |
| 窓(トリプルガラス) | 0.80 W/(m²K) 以下 |
基本的な仕様
断熱
- 屋根:吹込みセルロースファイバー 400 mm 程度
- 外壁:充填+付加断熱(グラスウール 105 + 100 mm 程度)
- 基礎:スタイロフォーム 100〜150 mm
- 窓:樹脂トリプルサッシ(Uw ≤ 0.80 W/m²K)
気密
- 構造用面材の連続施工(OSB・合板)
- 防湿気密シートによる室内側気密層
- 気密テープによる開口部・貫通部の処理
換気
- 熱交換換気(HRV):熱交換効率 75% 以上
- 換気回数 0.3 回/h 以上を確保
- ダクト系:ポリプロピレン製・集中換気方式
まとめ
パッシブハウスは単なる高断熱住宅ではなく、計算に裏付けられた総合的な省エネ性能を持つ建築です。 L'art de vie studio では PHPP(パッシブハウス設計パッケージ)を用いた認定申請にも対応しています。 ご興味のある方はお気軽にご相談ください。